# エージェント時代のウェブを守る：Cloudflare CTO Dane Knecht が語るセキュリティの民主化

- 番組: [No Priors: Artificial Intelligence | Technology | Startups](https://ai-curator.jp/podcasts/shows/cmv3z5bzj00055o105dkwvrjv)（Conviction ）
- 元のタイトル: Democratizing Security for the Agentic Web with CloudFlare CTO Dane Knecht
- 配信日: 2026年10月23日
- 長さ: 41分
- 要約作成日: 2026年10月23日
- トピック: [#AIセキュリティ](https://ai-curator.jp/topics/AI%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3) [#脆弱性](https://ai-curator.jp/topics/%E8%84%86%E5%BC%B1%E6%80%A7) [#エージェント](https://ai-curator.jp/topics/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88) [#マイクロペイメント](https://ai-curator.jp/topics/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88) [#Cloudflare](https://ai-curator.jp/topics/Cloudflare) [#トークン予算](https://ai-curator.jp/topics/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3%E4%BA%88%E7%AE%97)
- URL: https://ai-curator.jp/podcasts/cmvkvjbxq00014811w8sydk4h

## 要約

Cloudflare Connect の会場で、Sarah Guo が同社 CTO の Dane Knecht に聞いた回。AI による脆弱性発見の急増で、今後18か月はエンジニアリング時間の多くがセキュリティに割かれるとの見方が示された。あわせて、人間とエージェントが同じ基盤を使う「messy middle」のウェブ、マイクロペイメントによる収益化、社内AI基盤 Cloudflare OS、AI重視の組織再編、インターン1,000人採用の狙いが語られた。

## ポイント

- Knecht は、CVE の報告数が直近3〜6か月で急増し、log4j級の事案が年1回から週次になったと述べている。今後18か月は多くのチームの時間がセキュリティに費やされるが、長くは続かないという見方を示した。
- 最近の大きな脆弱性発見には国家ではなく高校生など「agent kiddies」も関わっていると語った。CTFの経験者がエージェントを使い、報奨金を得ているという。
- 安全なソフトウェアの出発点は攻撃対象領域の縮小だと述べた。現在のAIは冗長で複雑なコードを書きがちなので、人間の設計判断が要る。社内ではコーデックス文書と「10の戒律」をエージェントに従わせている。
- 現在のウェブは人間とエージェントが同じレールを使う「messy middle」にあると見る。エージェントが読むかどうかとCPM相当の支払いを判断する仕組みや、マイクロペイメント基盤の整備に期待を示した。
- Cloudflare OS は社内でAIを安全に使うための基盤で、参照アーキテクチャとして公開された。営業や管理部門のほうがエンジニアより多く使っているという。
- トークン利用は成果で評価し、リーダーボードは設けない。1日300ドルでメール通知、500ドルで上長、1,000ドルでVPに連絡される。2年前の約200人に続き、今年は1,000人のインターンを採用した。

## 章立て

- [00:55] **CTOの優先事項とセキュリティ急増** — AI導入からAIセキュリティへと関心が移り、脆弱性報告が急増している状況と、今後18か月のセキュリティ投資の見通しが語られる。
- [05:14] **攻撃者像と業界の対応** — 攻撃者は国家だけでなく高校生ら「agent kiddies」にも広がった。ゼロトラストへの移行が備えになるとの見方も示された。
- [08:24] **安全なソフトウェア開発のあり方** — 70年分のソフトウェアの修正と、開発ライフサイクルの変化が論じられる。攻撃面の縮小、Codex文書、敵対的レビューが挙げられた。
- [12:54] **エージェント時代のウェブと収益化** — 人間向けウェブとエージェントの摩擦、支払い基盤、Pay-per-crawl型の課金やOpenAIとの Signals プロジェクトが語られる。
- [20:07] **Cloudflare OS と社内のAI活用** — 社内AI基盤 Cloudflare OS の狙いと、非エンジニア部門での活用例が紹介される。
- [24:07] **AIファースト再編とトークン運用** — 組織再編の理由、プロセスの作り直し、トークン予算と通知の運用について説明される。
- [29:32] **インターン戦略と採用での好奇心** — 1,000人のインターン採用、ボトムアップの業務改革、好奇心を重視する採用方針が語られる。
- [35:29] **レガシー問題とセキュリティの民主化** — レッドチーム増強、開発と防御の両立、オープンモデル論、中小サイトを守る無償提供の考え方で締めくくられる。

## 解説記事

Cloudflare の年次イベント Cloudflare Connect の会場で、No Priors の Sarah Guo が同社 CTO の Dane Knecht に話を聞いた。テーマはAIが加速させる脆弱性発見への備えと、エージェントが使うウェブの経済モデルだ。以下は Knecht の発言に基づく整理である。

#### 「週次の log4j」時代の到来

Knecht によれば、ここ3〜6か月で CVE として報告される脆弱性の数は急増した。以前は log4j や Shellshock のような大事件は年に1回程度で、社内は総力戦になっていたが、現在は同程度に深刻なものが週次で起きているという。公表されていないものも多いとも述べている。

この結果、今後18か月ほどはチームの時間の過半がセキュリティに向かうと見ている。ただし長続きはしないとも言う。AIがコードの大半を調べ、バグや近道をおおかた見つければ、その後はソフトウェアの生産性が大きく上がるという見立てだ。

具体例として、TLS や Web PKI に関わる鍵がシード値「4」で生成されていた件に触れた。暗号は乱数に依存するため、これは逆算されうる。AIは眠らず、人間のレッドチームのように人数にも縛られない。Mythos はその「氷山の一角」だと述べた。

#### 攻撃者は「エージェント小僧」

攻撃者像についての見解も興味深い。最近の大きな脆弱性の発見は、国家ではなく高校生のような層によるものも多いという。かつてCTF（セキュリティ競技）に熱中していた層が、エージェントを特定の領域に向けて走らせ、バグバウンティで相応の報酬を得ている。Knecht は国家が以前から持っていた能力が大衆に広がったと表現し、Guo が「agent kiddies」と名付けた。

最悪の事態への懸念には、人類は適応できるとして、競合同士が協力する場面を見てきたと答えた。城と堀に頼る境界型から、ゼロトラストへ移行した企業は良い位置にいるという見方も示した。

#### 安全なソフトウェアをどう作るか

既存の70年分のソフトウェアを修正しつつ、新しく作られるコードの増加にも追いつく必要がある。Knecht は、開発ライフサイクルそのものが変わり、レッドチーム的な検証が各段階に組み込まれると述べた。

原則は攻撃対象領域の縮小である。コード量やフットプリントを減らすことが第一で、形式検証や安全な言語、ランタイムの工夫は後から効いてくるという。一方で、初期のAIは冗長で複雑なコードを書きがちで、今のところ安全性向上に貢献していないとも率直に述べた。だから人間の設計判断が要る。

Cloudflare ではRFCを積み上げた「Codex」文書にセキュリティや可用性の作法を書き、そこから導いた「10の戒律」をエージェントがレビュー工程で使っている。生成の次の段階に、性能やセキュリティの検証を担う工程があるという構図だ。

#### messy middle のウェブと新しい収益モデル

現在のウェブは、人間向けに作られた構造をエージェントが読み解いている「messy middle」にあると Knecht は言う。エージェントは短時間で千ページを巡れるが、広告で成り立つ従来の経済モデルとは噛み合わない。変換レイヤーはトークンの無駄でもある。

解決の方向として、人間用とエージェント用で別々に配信する並行ウェブを挙げた。サイト側は自サイトのCPMを把握しており、エージェントが読むかどうかとCPM相当の支払いを判断する世界を想像している。そのためには毎秒数百万件規模のマイクロペイメント基盤が必要になる。HTTP 402 を使う X402 にも言及した。

同社の取り組みとして、コンテンツ課金のゲートウェイ（エージェント用ウォレットを含む）と、OpenAI との Signals を紹介した。Signals は新着コンテンツを知らせる仕組みで、クロール負荷を減らし、AI企業とサイト運営者の双方に利益があるという。成功の姿は、サイト運営者が Cloudflare に払うのではなく、Cloudflare から収益を得て、コンテンツ制作者が増えることだと語った。

#### AIファーストの社内運用

Cloudflare OS は、社員が安全にAIを使うための内部基盤で、データ流出への懸念が出発点だった。エージェントに「Cloudflare流」を教えるための文書化も目的だ。参照アーキテクチャとして公開し、他社が自社版を作れるようにした。営業や管理部門の利用がエンジニアより多いという。

5月の組織再編については、工場の現場を作り直すように、プロセス自体を見直すためだったと説明した。例として、顧客向けメールを3チームが関わって送っていた手順が、PMがコホートを指定し、文面を自社の文体に書き換え、上長が承認するツール1本になった。改善は主にボトムアップで、主体性のある人が進めたという。

トークンについては、モデルの使い分けは人間でなく自動ルーティングが担うべきだとし、リーダーボードは置かず成果で評価する。日額300ドルで本人に通知、500ドルで上長、1,000ドルでVPに連絡という段階を設けているが、実際に発動することはまれだという。

#### インターン1,000人と好奇心

2年前に約200人のインターンを受け入れたところ、彼らは最初のAIネイティブ世代で、担当した管理職のAI導入も速まったという。そこで今年は約5,000人の会社で1,000人を採用した。社内には、AI利用の相談を受けるメール窓口があり、実際はインターンがスキルファイルを書いて返していたという。採用でも好奇心を重視し、私生活でAIを使わない人は懸念材料だと述べた。

#### まとめ

セキュリティ面では、Knecht はレッドチームを現在の1つから年末〜来年に4〜5つへ増やす見込みを示し、開発速度とのトレードオフは両立させるべきだと述べた。防御と攻撃が同じモデルに宿る点については、長期的にはすべてオープンになるという立場だ。中小のサイトには、重大な脆弱性への対処を無料利用者にも提供してきた例を挙げ、セキュリティと性能の民主化が目標だとした。

日本の読者にとっては、脆弱性対応の頻度が上がる前提で、検知と修正の自動化、構成の簡素化、ゼロトラストを前倒しで考える材料になる。また、エージェント向けの課金やコンテンツ配信は、メディアやECの事業設計にも影響しうる論点だ。ただし数値や見通しは Knecht 個人の見解であり、検証が必要である。

> この要約・解説記事は、元の音声の文字起こしをもとに AI（Claude）が日本語で作成したものです。出典: No Priors: Artificial Intelligence | Technology | Startups「Democratizing Security for the Agentic Web with CloudFlare CTO Dane Knecht」
