# Ryan Gavin（Slack CMO）：AIは「シングルプレイヤー」、Slackはマルチプレイヤーに賭ける

- 番組: [AI and the Future of Work: Artificial Intelligence in the Workplace, Business, Ethics, HR, and IT for AI Enthusiasts, Leaders and Academics](https://ai-curator.jp/podcasts/shows/cmv8ukqpq00077110tknpy1gf)（Dan Turchin）
- 元のタイトル: 409: Ryan Gavin, CMO at Slack: AI Is Single-Player. Slack Is Betting on Multiplayer
- 配信日: 2026年10月12日
- 長さ: 41分
- 要約作成日: 2026年10月15日
- トピック: [#Slack](https://ai-curator.jp/topics/Slack) [#Slackbot](https://ai-curator.jp/topics/Slackbot) [#AIエージェント](https://ai-curator.jp/topics/AI%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88) [#Salesforce](https://ai-curator.jp/topics/Salesforce) [#ワークOS](https://ai-curator.jp/topics/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AFOS) [#生産性](https://ai-curator.jp/topics/%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%80%A7)
- URL: https://ai-curator.jp/podcasts/cmv8ukt6j007o7110y3lkhk91

## 要約

Slack の CMO、Ryan Gavin が Dan Turchin のポッドキャストに登場し、Slackbot を軸にした Slack の戦略を語った。AI の多くは個人が使うシングルプレイヤーだが、仕事は人間同士の協働であり、Slack は人とエージェントを同じ場所に集める「ワーク OS」を目指すという。Salesforce の headless 戦略との関係、信頼と透明性の設計、従業員生産性が収益に与える影響、若い世代への助言も語られた。

## ポイント

- Gavin は、AI の多くは個人が対話するシングルプレイヤーだが、仕事の本質はマルチプレイヤーだと述べ、エージェントを人間の会話の場に持ち込む Slack の価値を強調した。
- Slackbot は Slack 内の非構造化データ（過去の会話）に権限の範囲内でアクセスでき、CRM などの構造化データとも組み合わせて、過去の資料探しから顧客の全体像までを一度の問いで提示できると説明した。
- headless 戦略により、営業以外の部門も自然言語で CRM のデータを参照・更新でき、システムへの投資価値が高まるという見方を示した。
- Slack は顧客の AI 予算の約 2% で残り 98% の価値を引き出す存在だと位置づけ、メールや単なるチャットを中心にした運営では AI 時代に苦戦すると語った。
- 信頼面では、人間の同僚と同じ権限制御を適用し、Slackbot が参照元や処理過程を示して検証できるようにしている。
- 生産性が 3 倍になれば大幅な増収につながり得ると述べ、人員削減ではなく既存の人材を強化する企業が成果を出すと主張した。

## 章立て

- [01:01] **オープニングと Ryan の紹介** — Dan がGitLab共同創業者 Sid Sijbrandij の AI を活用したがん治療の事例を紹介し、ゲストの経歴を説明する。
- [04:49] **Slack の新たな役割：ワーク OS** — エージェントが増える中、人間とエージェントが共に働く場として Slack が再定義されているとGavinが語る。AI投資が収益に現れにくい課題にも触れる。
- [08:24] **シングルプレイヤー AI とマルチプレイヤーの Slack** — Slackbot が非構造化データを活用し、過去資料の検索から顧客の360度ビューまで提供する例を紹介する。
- [10:41] **headless 戦略と Salesforce** — Benioff の headless ソフトウェア構想と Slack の関係、会話型インターフェースによるデータの民主化を議論する。
- [17:50] **AI 予算の 2% と「作業のための作業」** — Slack が他の AI 投資の価値を引き出す役割と、メール中心の働き方の限界を語る。
- [21:51] **責任ある AI：権限と透明性** — 人間の同僚と同じ権限を適用し、Slackbot が思考過程や参照元を示すことで信頼を築いていると説明する。
- [26:01] **開発者から全員がビルダーへ、予算の議論** — Slack の起源から全従業員がビルダーになった現在まで、生産性の効果、Teams 導入企業との関係、予算の考え方を語る。
- [36:16] **若い世代へのメッセージ** — AI に脅威を感じる若者に対し、好奇心と創造性を持ち続けることの重要性を語る。

## 解説記事

Slack の CMO を務める Ryan Gavin が、ポッドキャスト「AI and the Future of Work」で、AI 時代の Slack の位置づけについて語った。ホストの Dan Turchin との対話では、AI エージェントが増える中で人と AI が同じ場で働くことの意味、Salesforce の戦略との関係、信頼の設計、若い世代へのメッセージが語られた。

#### 「AI はシングルプレイヤー」という問題提起

Gavin は、現在の AI の多くは個人がシステムと対話して恩恵を受ける「シングルプレイヤー」だと指摘する。一方で仕事は、人が集まって成果を出すマルチプレイヤーのものだという。エージェントが急増する今、人々がそれらをどこで使い、どう生産性向上につなげるかが問われているとした。

同氏は、AI への支出が企業の財務に十分表れていない背景には、ツールの乱立があると述べている。ブラウザのタブに加えて多数のエージェントを使い分ける状況では、生産性は上がりにくい。Slack はその欠けたピースとして、人とエージェントを一か所に集める「ワーク OS」を目指すという。OpenAI や Anthropic が ChatGPT や Claude の開発を Slack 内で進めていたことが、この方向性の初期のシグナルになったとも語った。

#### Slackbot と非構造化データ

具体例として Gavin は、顧客向けプレゼンの準備で Slackbot に、創業者 Stewart Butterfield が過去に同顧客向けに行った資料を探すよう頼んだ経験を挙げた。Slackbot は公開チャンネルから該当資料を見つけ、最近の会話や CRM のデータも組み合わせて、顧客の過去・現在・未来の全体像を提示したという。

Slackbot の強みは、ユーザーが自分について教えなくても、権限の範囲内で蓄積された会話（非構造化データ）にアクセスできる点だと説明する。同氏は非構造化データを「AI にとっての金」と表現した。社内の設計原則は「Don't make me think」であるとも述べた。

#### headless 戦略と、CRM を開かない働き方

Salesforce の Mark Benioff が打ち出す headless ソフトウェア（画面を持たず API 経由で使われるソフトウェア）について、Gavin は既存のオープン化の流れの加速だと見る。CRM のデータは営業などごく一部の社員しか見ていないが、自然言語の会話インターフェースがあれば、マーケティング、IT、財務、エンジニアリングの各部門も顧客インサイトに触れられる。

書き込みも同様で、スマートフォンから Slackbot に商談金額の更新やフォローアップの依頼をするだけで、CRM に入らずに記録できる例を示した。Vercel の COO が「営業に二度と CRM を開かせたくない」と語ったとも紹介している。さらに、顧客が AI 予算の約 2% を Slack に使うことで、残り 98% の価値を引き出せているという見方を示した。ただし、AI をただ導入するだけでは逆効果になり得ると述べ、メール中心の運営からの転換を促した。

#### 信頼と透明性の設計

責任ある AI について問われた Gavin は、Slackbot を AI のチームメイトと捉え、人間の同僚と同じ権限やガバナンスを適用することが前提だと答えた。ユーザーごとにアクセスできるチャンネルやデータが違えば、Slackbot の挙動も変わる。

また、Slackbot は処理の過程を示す。Slack の会話、Google Drive や OneDrive の文書、メール、Salesforce などを順に参照することを表示し、Web 検索の際には許可を求める。回答には参照リンクが付き、ハルシネーション（事実と異なる生成）がないか確認できる。こうした説明可能性を重視した結果、これまで機能を絞り込むべき場面には至っていないと述べた。

#### 全員がビルダーになる時代の生産性

Slack はもともと開発者に愛されたツールで、オープンな設計と親しみやすい UI を備える。Gavin は、いまや人事、財務、マーケティングを含む全従業員が「ビルダー」になったと述べた。大口顧客の多くは Microsoft Teams も使っているが、Slack を AI のためのワーク OS として併用しているという。

企業の資本の 30〜60% は人に向かうとして、人員削減ではなく既存の人材が 3 倍生産的になる可能性に着目すべきだと主張した。それが売上の大幅な増加につながり得るという見方だ。予算については、IT の話から AI 戦略の話に変わった時点で議論が進むと語った。

#### 若い世代へのメッセージ

AI に息苦しさを感じる若者にどう語るか、という問いに、Gavin は 10 年後の仕事を断言できないと率直に認めた。そのうえで、創造性、学ぶ意欲、新しいものを生み出す力は残ると述べ、好奇心と楽観を保てば機会は現れるとした。少人数でも大企業のように振る舞える今は、小規模事業にとって最も有利な時代だとも語った。

#### まとめ

この回の核心は、AI の価値は個々のツールの性能より、人・エージェント・データがどこで出会うかで決まるという主張だ。もっとも、Gavin は Slack の CMO であり、数値や事例は同社の立場からの発言である点には留意したい。日本企業にとっても、AI を導入しただけで生産性が上がらない課題や、権限管理・説明可能性の設計、メール中心の働き方の見直しは、自社の状況と照らして検討する価値がある論点だろう。

> この要約・解説記事は、元の音声の文字起こしをもとに AI（Claude）が日本語で作成したものです。出典: AI and the Future of Work: Artificial Intelligence in the Workplace, Business, Ethics, HR, and IT for AI Enthusiasts, Leaders and Academics「409: Ryan Gavin, CMO at Slack: AI Is Single-Player. Slack Is Betting on Multiplayer」
